よくある質問(矯正治療)
矯正治療では、必ず抜歯が必要ですか。
患者様の歯並びの状態によっては抜歯が必要となることがあります。治療前に精密検査と分析を行い、本当に抜歯が必要かどうかを判断します。
例えば、歯とあごの大きさの不調和が著しい場合には、歯を抜かないときれいに並ばないことや,無理に並べて横顔のバランスが崩れることもあるため,抜歯をした方がうまくいくケースが多いです。診断の際に抜歯をすることのメリット・デメリットを説明して、同意を得た上で治療を開始しますのでご安心ください。
通院の頻度と治療期間を教えてください。
矯正治療が始まってからの通院頻度は月に一回で、平均的な治療期間は抜歯が必要な場合は約2~2年半、抜歯が不必要な場合は約1~1年半と言われています。歯の動き方や術前の歯並びの状態や歯根の長さによって歯の動き方に個人差があるため,治療期間が前後する可能性があります。また,治療が終了した後も後戻りを防止するため,治療期間と同程度のあいだ,リテーナー(後戻り防止装置)使用して頂く必要があります。
矯正治療中、痛みはありますか。
多少の痛みはありますが、継続的ではありません。
装置を初めてつけた時や,調整によって歯に強く力をかけた時には、だいたい3日程度、歯が浮くような感じや咬んだ時の痛みを感じます。歯が動く際の生理的な反応ですのでご心配はいりません。歯が適切に動くことによって徐々に和らいでくるため,矯正の治療期間中ずっと痛みが続くわけではないので、ご安心ください。
結婚式を控えているのですが治療はできますか?
できます。
結婚式までに気にされている部分をできる限り改善させ、式に合わせて一時的に装置を外すことができます。式が終わり、落ち着いてから改めて装置をつけ,治療を再開します。一次的に外している期間は、後戻り防止のため取り外し式の保定装置が必要となりますが,今よりもきれいな歯並びで思い出を写真に残すことができます。
矯正治療中の妊娠・出産が心配です。
妊娠中の方でも、問題なく矯正治療は行えます。ただし,抜歯によってお薬を飲むことなどもありますので,妊娠の可能性がある場合は必ずお申し出ください。また悪阻によって歯ブラシが難しくなると,矯正装置周囲の虫歯リスクが上がってしまうこともあります。体調と相談しながら,適切な虫歯・歯周病予防と矯正治療を進めることができます。
他院で矯正治療を開始しましたが、通院が難しくなりました。治療の継続はお願いできますか。
可能です。
動的治療(矯正装置をつけ、歯を動かしている段階)が途中の場合は、当院で再検査・再診断を行った後、治療を継続いたします。矯正装置の種類によっては当院で取り扱いのないものもありますので、一度ご相談ください。動的治療が終了している場合は、当院では保定治療から開始し、噛み合わせが安定しているかの確認や保定装置周囲のクリーニングなどのメインテナンスを行います。転居などで前の医院に通院が困難なときには、紹介状などをご持参いただくと連携がスムーズです。