よくある質問(ホワイトニング)

ホワイトニングを行うと知覚過敏になりますか。

ホワイトニング後には一時的に知覚過敏の症状が起こる場合があります。
ホワイトニング剤によって歯の保護膜(ペリクル)が剥がれることや,薬剤の刺激が原因だと考えられています。「エナメル質が溶ける」や「歯が薄くなる」と勘違いされることもありますが,そのような心配はありません。ほとんどは一過性で治まることが多いのですが,万が一強くしみる場合には,知覚過敏処置の薬剤塗布や,知覚過敏用の歯磨剤の処方で改善します。また術後,保護膜(ペリクル)が剥がれたところに歯のミネラルパックを行うことで,施術前よりも強い歯質を手に入れることができます。

ホワイトニングの効果はどれくらい継続しますか。

ホワイトニング後には色が後戻りすることがあり,半年ほどで起こると言われています。
ただし,完全に術前の色味に戻るわけではありません。ホワイトニング直後の白さを100%とすると,半年後に50~60%程度の色味に戻るイメージです。後戻りの程度は,その方の歯の質や普段の食事に左右されます。メインテナンスの際に色味を確認しながら,適切なタイミングと方法でタッチアップ(術後の再ホワイトニング)を行うことで,また白さを手に入れることができます。

ホワイトニングではどれくらい白くなりますか。

白くなる程度は個人差がありますが,一般的にはシェードガイド(色見本)で3‐4段階明るくなります。効果を左右するポイントとしては,術前の着色度合い,着色の色調(寒色系か暖色系か),歯のテクスチャー(凹凸度),歯の特徴(帯状の着色や白い斑点の有無)などがあります。また白くなるのはご自身の歯のみで,クラウンや詰め物はホワイトニングで色味が変化することはありません。その場合は,ホワイトニング後にやり替えを行うことで色味を合わせることができます。お口の中の状況を考慮して,どの程度の白さが獲得できるかについて,術前のカウンセリングでゴールをイメージしながら施術を行うことが重要です。

ホワイトニングは何歳から行うことができますか。

一般的には15歳以上が対象となります。
ホワイトニングの薬剤はエナメル質に浸透して効果を発揮するため,永久歯の歯根が完成している必要があります。一般的に,前歯は15歳前後で歯根が完成すると言われていますが,術前にレントゲンなどで確認する必要があります。また未成年の方は保護者の同意が必要となりますので,ご注意ください。なお,年齢に上限はないため,ご自身の歯であれば白くすることが可能です。気になる方は,ぜひ一度ご相談ください。

妊娠中でもホワイトニングを行うことができますか。

妊娠中や授乳中の方はホワイトニングをご遠慮いただいております。
ホワイトニング薬剤は身体に有害ではないと言われていますが,妊娠中及び授乳中の方への安全性が確立されているわけではありません。妊娠の可能性がある場合は,パウダークリーニングなどの着色除去のみに止めておくことをお勧めします。結婚式前に白くしたい方など,一度ご相談いただければライフイベントに合わせた施術の方法やタイミングをご提案できます。