こんにちは。
名古屋市千種区の歯医者、ちくさ池下歯科・矯正歯科 院長の河村篤志です。
「歯が抜けてしまった」「奥歯がグラグラする」
そんなお悩みをお持ちではありませんか? 食事が楽しめなくなったり、思いっきり笑えなくなったりするのはつらいですよね。
失った歯を補う方法はいくつかありますが、「第二の永久歯」として注目されているのがインプラント治療です。 「インプラントは高額」「保険が適用されるのか分からない」などの疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、インプラントの費用相場や内訳、保険適用の可能性、医療費控除について詳しく解説します。 費用の不安を解消し、安心して治療を受けるための参考にしてください。
目次
1.インプラントとは?
インプラントとは、失われた歯の代わりに人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。 天然歯に近い噛み心地と見た目を再現できるのが特徴です。
インプラント治療の流れ
- 診察・検査: 口腔内の状態や骨の量を確認
- 治療計画: 検査結果をもとに治療方針を決定
- インプラント埋入手術: 麻酔を施し、インプラントを顎骨に埋め込む
- 治癒期間: インプラントと骨が結合するまで数ヶ月待つ
- アバットメント装着: インプラントに土台を取り付ける
- 人工歯装着: かみ合わせや見た目を調整し、人工歯を取り付ける
- メンテナンス: 定期的なケアで長持ちさせる
2. インプラントの費用相場と内訳
インプラントの費用相場
1本あたり30万円~50万円が一般的な相場です。 ただし、使用する材料や歯科医院の技術レベルによって変動します。
費用の内訳
- インプラント本体(人工歯根): 15万円~30万円
- アバットメント(土台): 5万円~10万円
- 人工歯(被せ物): 5万円~10万円
- 検査・診断料: 1万円~5万円
- 手術費用: 5万円~10万円
- 麻酔費用: 1万円~3万円
- その他(消耗品など): 5千円~
3. インプラントに保険は適用される?
インプラント治療は基本的に自由診療(保険適用外)ですが、以下のようなケースでは保険が適用されることがあります。
- 先天的な顎骨の欠損がある場合
- 生まれつき顎の骨に欠損があると、咀嚼や発音に支障をきたすことがあります。
- 顎骨の成長を促す治療と並行してインプラント治療が行われることがあります。
- ただし、欠損の状態や程度によっては保険適用外となる場合もあります。
- 事故や病気で顎の骨を大きく失った場合
- 交通事故や腫瘍などで顎骨を大きく失った場合、機能回復のためにインプラント治療が必要になることがあります。
- この場合、顎骨の再建手術と合わせてインプラント治療を行うことが多く、条件を満たせば保険適用となる可能性があります。
- 顎変形症の治療の一環として行う場合
- 顎変形症は、上下の顎の骨格にズレがある状態を指します。
- この治療の一環として顎骨の切除や移動を行う手術が必要となる場合があり、その際にインプラント治療が行われることがあります。
- 顎変形症の治療は保険適用となる場合があり、それに伴いインプラント治療も保険適用となることがあります。
保険適用の可否はケースによって異なるため、詳しくは歯科医院で相談しましょう。
4. インプラント治療と医療費控除
インプラント治療は医療費控除の対象になります。 1年間に支払った医療費が10万円を超える場合、確定申告を行うことで一部の費用が還付されます。
医療費控除の申請方法
- 医療費控除の明細書を作成する
- インプラント治療の領収書を保管する
- 確定申告書を税務署に提出する
詳しくは国税庁の公式サイトをご確認ください。
5. インプラント治療の注意点
インプラント治療は外科手術を伴うため、いくつかの注意点があります。
- 喫煙: インプラントの定着を妨げるため、禁煙が推奨されます。
- 糖尿病: 治癒が遅れる可能性があるため、医師と相談が必要です。
- 歯周病: 事前に治療を行い、健康な歯茎の状態を整える必要があります。
6. まとめ|インプラント治療で笑顔を取り戻しましょう!
いかがでしたでしょうか。
インプラント治療は、しっかり噛める喜びを取り戻し、食事や会話を快適にするための優れた選択肢です。 費用面が気になる方も、医療費控除を活用することで負担を軽減できます。
名古屋市千種区の歯医者、ちくさ池下歯科・矯正歯科では、日本口腔インプラント学会専門医・日本補綴歯科学会専門医・日本顎関節学会専門医の資格を持つ院長が、「見た目も良く、美味しく食べられる」という観点を大切にして、笑顔と全身の健康を守るための治療を行なっています。インプラント治療をはじめ歯に関するお悩みや質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。