より白い歯を手に入れるために、歯科医院で医療ホワイトニングを行うべき理由

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「歯科医院とホワイトニングサロンと、どちらに行けば良いの?」

「歯科医院での医療ホワイトニングの値段は?」

魅力的な笑顔のために、白く輝く歯は特に重要な要素の一つであると言えるでしょう。歯の黄ばみが気になっていたり、歯の色味にコンプレックスを持っていると、人前で自信をもって笑えないこともあるかと思います。

歯のホワイトニングにはいくつかの方法があり、その中でも「ホワイトニング用歯磨き粉」「ホワイトニングサロンでのセルフホワイトニング」「歯科医院での医療ホワイトニング」はよく聞かれる選択肢です。

「ホワイトニング用歯磨き粉」については以前の記事で詳しく解説しています。気になる方は、↓の記事も併せて読んでみてください。

ホワイトニング用の歯磨き粉で本当に歯は白くなるの?

今回の記事では、「ホワイトニングサロンで行うセルフホワイトニングと、歯科医院で行う医療ホワイトニングとの違いが分からない」という方に焦点を当てて、歯科医院での医療ホワイトニングの特徴や、歯科医院で行うメリットについて、歯科医師が解説していきます。

ホワイトニングに使用される薬剤について

まず初めに、歯の着色には2種類の原因があります。
➀エナメル質の表面(外側)に付着した色素(ステインとも呼ばれます)と、➁エナメル質の内側に沈着した色素、です。

ホワイトニングサロンでのセルフホワイトニングで使用される薬剤では、エナメル質外側の着色やステインを除去することができます。そのため、歯が持っている本来の色味に近づけることができ、ホワイトニング効果を得ることができます。ただし、効果があるのは歯の表面に付着した色素のみに限定されており、歯の内部に沈着した色味には影響がありません。

一方、歯科医院での医療ホワイトニングでは、エナメル質内側の着色を分解することができます。これにより、元々の歯の色味よりも白い歯を手に入れることができます。主に『過酸化水素』や『過酸化尿素』といった薬剤が使用されますが、これらは劇薬に指定されており、歯科医師・歯科衛生士が在籍しているクリニックでのみ扱うことができます。

このように歯科医院での医療ホワイトニングでは、知識と経験豊富なプロフェッショナルが効果の高い薬剤を用いて施術を行うため、ホワイトニング効果が高いという特徴があります。セルフホワイトニングとの違いは、施術の専門性と使用される薬剤の効果にあると言えます。

歯科医院で医療ホワイトニングを行うメリット

プロフェッショナルによる施術を受けることができる

当たり前のことですが、歯科医院には歯科医師・歯科衛生士といった国家資格を持つ、お口に関する専門家がいます。歯やお口のプロフェッショナルによる施術ですので、施術中の不快感やトラブルに即座に対応することができます。またそれだけでなく、施術前に分かりやすいカウンセリングを受けられることや、施術後のアフターケアによってホワイトニング効果を持続させるための適切なアドバイスを受けることができます。

また「歯の内側の着色を分解できる薬剤を使用する」といっても、歯の表面に歯石やプラークが付着していてはせっかくの効果が発揮できません。歯科医院では施術前に歯のクリーニングを行うことで、ホワイトニング効果をより実感することができます。

虫歯や歯周病を早期発見することができる

ホワイトニングでせっかく歯を白くしたのに、虫歯でその歯を削る必要があると言われたらとてもショックですよね。手に入れた白さを長持ちさせるためには、ホワイトニングした歯が健康を維持することがとても重要です。
歯科医院では虫歯や歯周病で悩むことが無いように、専門家によるチェックや、レントゲンでの確認を行うことができます。つまり、歯の白さだけでなく、お口の中の健康も手に入れることができます。

万が一、虫歯や歯周病が見つかってしまった際でも、治療とホワイトニングとのバランスを考えた治療計画を提案してもらうことができます。適切な治療を受けることで、健康で美しい歯を大切にすることができるのです。

知覚過敏に対応できる

ホワイトニングを受けるとき、最も頻繁に起こるデメリットとして、施術中や施術後の知覚過敏が挙げられます。この知覚過敏によって歯の神経が刺激に対して敏感になり、施術中に痛みが発生したり、施術後に冷たい飲食物に対して不快感を引き起こすことがあります。

ホワイトニングの施術中、薬剤が歯に浸透して色素を分解する過程で、一時的に知覚過敏を感じることがあります。しかし、施術中の知覚過敏は通常は軽度で、施術後にすぐに治まることがほとんどです。稀に強い痛みを伴う場合には、施術を中断することもありますが、その際も担当の歯科医師や歯科衛生士と相談することができます。

施術後にも知覚過敏が発生することがあります。ホワイトニング剤が一時的にエナメル質表面のコーティングを剝がすことで、歯の神経が外部からの刺激をより敏感に感じられるようになるためです。そのコーティングは自然に復活するため、一般的には数日から数週間で施術後の知覚過敏は自然に収まります。施術直後に歯のパックを行ったり、歯科医院で専売の知覚過敏用歯磨き粉を処方されることで、知覚過敏症状を緩和したり予防したりすることができます。

歯の知覚過敏に不安がある方も、施術前に専門家からのカウンセリングを受けることで、不安を軽減して、最小限の不快感で白い歯を手に入れることができます。

白くなるかどうかの適切な診断ができる

ホワイトニングの際に注意すべき点として、施術に使用される薬剤がご自身の歯(天然歯)にのみ効果があるということです。レジン(樹脂)でできた詰め物や、セラミックなどのかぶせ物は白くなりません。

歯科医院での医療ホワイトニングの前に、お口の中のチェックを受けたりレントゲンを撮影したりすることで、白くなる部分と白くならない部分の診断を行います。もし詰め物やかぶせ物など、ホワイトニングで白くならない部分がある場合は、ホワイトニング施術後の色味に合わせてやり替えることで、ムラのないバランスの取れた白さを手に入れることができます。

またホワイトニング薬剤の効果は多少個人差があり、白くなりやすい歯と白くなりづらい歯があります。経験豊富なプロフェッショナルに相談することで、施術前に白くなりやすさの診断を受けることができ、適切なホワイトニングの方法や回数についてアドバイスを受けることができます。自分の歯に合わせた計画を立てることで、満足度の高い白さを実現することができます。

お口全体のトータルバランスを考えた美しさを手に入れられる

魅力的な笑顔のためには、歯を白くするだけで十分でしょうか。
白い歯はもちろん大切な要素ですが、美しい笑顔のためにはそれだけでは足りません。きれいに整った歯並びも、笑顔の印象を大きく左右します。さらに、歯だけではなく、健康で引き締まった歯茎の見た目や、横顔のバランスなども重要なポイントとなります。

歯科医院でホワイトニングのカウンセリングを受けることで、矯正治療やセラミックを使用した審美歯科治療など、見た目だけでなく噛み合わせのバランスを考えたオーダーメイドの審美治療について詳しく聞くことができます。魅力的な笑顔を手に入れるだけでなく、それが最大限長持ちするよう、トータルバランスを検討することが重要です。

歯科医院での医療ホワイトニングの値段は?

クリニックで使用している薬剤や地域によっても差がありますが、歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合は一度の薬剤塗布で¥10,000前後(一回の来院で複数回薬剤塗布する場合は¥30,000~50,000程度)が相場になっています。また、ご自宅で行うホームホワイトニングは¥20,000〜50,000程度で、ホワイトニングをする歯の本数によっても異なることがあります。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に行うデュアルホワイトニングや、短期間で複数回の施術を行ってしっかりと白くするホワイトニングコースなど、クリニックによって様々なプランが提供されています。

歯科医院での医療ホワイトニングは「効果の高い薬剤」を使用した「プロフェッショナルによる施術」といった特徴があるため、ホワイトニングサロンでのセルフホワイトニングに比べると値段は高めです。しかし、確かな効果と施術に対する安心感を考えるとコストパフォーマンスはとても高いと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。今回は歯科医院での医療ホワイトニングのメリットについて解説しました。
ホワイトニング施術後の歯の色味や費用で後悔しないように、ホワイトニング前にしっかりとカウンセリングを受け、またご自身に合った方法やプランについて十分な説明を受けることがとても重要です。お口の専門家に相談して、歯の色味に対する希望や予算に応じた最適なホワイトニング方法を検討しましょう。

当院では、白い歯と魅力的な笑顔を手に入れるためのホワイトニング相談は無料で行っております。ぜひお気軽にご相談ください。

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